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焼き芋の気ままにゲーム攻略&創作

二次創作 星のカービィ 10年後のプププランド

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二次創作 星のカービィ 10年後のプププランド

「ここはどこだろ・・」
宇宙艇で眠っていたカービィは目を覚ましたようだ・・
星戦士としてカービィは各宇宙を回り平和を脅かす魔獣を倒していた
ナイトメアを倒しプププランドを離れておよそ10年もの月日がたっていた・・
「みんなはどうしているだろう・・・」

10年前
カービィ達は宇宙戦艦ハルバードにのって
ナイトメアのいる宇宙に乗り込んでいった
そこで死闘を繰り広げてカービィはナイトメアを倒すのであった
それで宇宙に平和は訪れると誰もが信じていた・・
しかしある日のことだった・・
カービィは普段と同じようにみんなと遊んでいると
「カービィ ちょっといいか?」
僕に話しかけたのはメタナイト卿だった・・・
「ちょっと離れた場所に行こう・・・」
そう言われ僕とメタナイト卿はみんなとは少し離れたところに行った
「カービィ 実はナイトメアは倒したがまだ宇宙には平和を脅かす魔獣がいる・・」
「ぽよ?」
メタナイトは続ける・・
「カービィ・・私たちは星の戦士としてそれらの魔獣をたおさなければならない」
「つまり・・ここからしばらく離れなければならない・・」
「ぽよ!」
当時僕はまだ言葉をしゃべることができなくメタナイト卿が
言っていることがいまいちわからなかったが
メタナイト卿の表情を見たら何を言っているのかわかった・・
「ああ ここから離れなきゃいけないんだ・・・」

それから僕とメタナイト卿はお別れのあいさつを行った
最初はいろいろとお世話になったププビレッジから・・
僕たちが別れると聞いて驚くもの、泣くものなど
別れを惜しむ人が多かった・・
こんなにもの人が僕の別れを惜しんでくれてかなしかったけどうれしかった

次に一番お世話になっただろうデデデ城に行った
フーム達にこのことを話したら
「絶対いかせない!」と泣きながら言ってきた
ただメタナイト卿がうまく言ってくれたおかげでなんとか説得することができた
僕だって本当は離れたくはない・・
まだこのプププランドでフーム達と一緒にいたいがこれは
星の戦士としての運命なんだ・・

この噂を聞きつけてデデデ大王とエスカルゴンも僕の所に来た・・
またなにか僕にちょっかいをかけるだろうと思った瞬間・・
デデデ大王は僕に泣きついてきた・・
「お前がいなくなったらわしはどうなるんだ ゾイ」
と言ってくて別れを惜しんでくれた
エスカルゴンも泣いてくれていた・・

その夜プププランドは僕のために全員が揃って
いろいろなごちそうを作ってくれたり
僕の事を村人全員が祝福してくれた
僕にとって最高の思い出となった・・・

あれから・・みんなはどうしているだろう
元気しているかな・・?
そうやって僕がいろいろな事を考えていると・・
「カービィ 久しぶりにプププランドに戻ってみるか?」
メタナイト卿が何を言っているのか最初は
理解できなかった
なぜならもう戻れないと思っていたあのプププランドに戻れるからである
「メタナイト卿・・いいの?」
「ちょうどポップスターの近くまで来ている・・私は行ってもいいがカービィそなたはどうする?」
メタナイト卿の質問に僕は
「もちろんいくよ」
こうして僕は宇宙艇のレバーを少し引いて
10年ぶりにポップスターみんなのいるプププランドに降りていった・・


プププランド

僕とメタナイト卿を乗せた宇宙艇はププビレッジのすぐ近くの森へ着陸した
「うわー懐かしい」
そこには10年前と変わらない・・
自然、景色、空、太陽の光、小鳥の声・・・が僕たちを迎えてくれた
そして僕たちはププビレッジに向かった

ププビレッジも昔と全然変わっていなかった
買い物をする人、おしゃべりをしている人など
昔と変わらずとても賑わっていた・・
そうした中で
その村人の中から一人の男が僕に話しかけてきた
「お・・カービィじゃないか!」
話しかけてきたのはガスだった
「あ!ガス久し振りー」
「お! お前しゃべれるようになったのか 凄いな」
カービィはガスに褒められ少し照れていた
「ガスは今何してるの?」
「俺は今もガソリンスタンドを経営してるんだ 
 昔と違って車も普及しているから毎日忙しいぜ」
確かに周りを見てみると車に乗っている人達が結構いる
「ここも昔と違って都会的になったからな・・当たり前と言えば当たり前だけどな」
ガスとたわいもない話をしていると
「あら カービィじゃないの?」
「あー本当だ カービィー」
自分が呼ばれていることに気づき後ろを振り向いてみると
そこにはサモとメーベルが並んでいた・・
「サモ! メーベル!」
「カービイしゃべれるようになったの!」
「ああ すごいね」
サモとメーベルは感心しながら驚いている
「サモとメーベルは今何してるの?」
カービィが二人に質問すると・・
「実は僕たち結婚をしたんだ・・・」
「えーーーそうなの」
前から仲がいいということは僕もなんとなくは知っていたが
失礼ながらまさか結婚をしているとは思わなかった
「サモが先に告白してくれたの 最初は冗談だと思ったけどサモの目を見たらわかったわ
 これは本気だと・・しまいにはサモは「結婚してくれー」って泣きついてきたわ」
「メ、メーデル・・」
ははははははは
「そういえば他のみんなはどうしてるの?」
「カワサキは料理修業とか言って5年前にどこかに行ったわ
 時々こっちに来て料理を振舞ってくれるけど腕は相変わらずよ」
「カワサキらしいね・・」
「ボルン署長は引退したけど今だに元気でやっているわ・・
 キュリオさんも化石を毎日掘るに行っていてまだ元気よ」
「へーみんな変わっていないんだね・・」
カービィが感心したようにメーデルの話しを聞き続ける
そのあとカービィ達は村人と昔の話しなどを
してからデデデ城へと向かった
「緊張するか?」
デデデ城へと向かう途中メタナイト卿はこんな
質問を僕にぶつけて来た
10年ぶりに会うかつての友達・・いや家族同然ともいえる存在だっただろう
緊張をしないわけがない
でも・・・・
「フーム達に会いたい」
という気持ちは変わらなかった
そしてついに・・デデデ城のフーム達のいる部屋まで来た・・
フーム達のいる部屋へとカービィ達は扉を開いた・・

 

 

 

 

 


そこにはみんながいた・・・・
「カービィ・・・?」
そこにはフーム、ブン、ロロロ、ラララ、メーム、パーム大臣
昔と変わらずみんながいた・・・
「みんな久し振り」
「カービィーーーー」
フーム達は僕に駆け寄ってきた・・・
「はは みんな痛いよ」
10年ぶりの再開・・それは10年間の空白が埋まった瞬間だった・・


「いや・・本当に久しぶりね・・」
「うん フーム達と会うのは本当に久しぶりだね」
「お、こいつしゃべれるようになったか」
ブンが感心そうにカービィのことを言う・・
周りをよく見てみるとみんな大人っぽくなっていた
月日の流れを感じながら再開を喜んでいると・・
「ねえ せっかくだからカービィに俺達が今どうしてるのか教えてやろうぜ」
ブンがそう提案した
カービィとメタナイト卿にとっては10年ぶりに会うから今
フーム達が何やっているのかわからない・・
「じゃあ私からいくわね」
フームがブンの提案を聞くとすぐさま話し始めた・・
「私は今は教師をやっているわ・・・」
「へ・・・フームなら頭がいいから適任だと思うよ」
フームを元々頭がとてもよく
僕がこの星を離れる前もよく勉強を教えてくれた・・
あまり理解は出来なかったが・・・
「姉ちゃん 今は小さいけど小学校で勉強を教えているんだ 子供達からは結構評判がいいんだぜ」
ブンが自慢げにそういう・・・
「へ・・フームってやっぱりすごいんだね・・・」
カービィが感心しながらフームを見る・・
しかし・・
「ううん・・・私はそんなに凄くないわ・・」
フームはカービィ達の言っていることを不定した・・
「私は教師になってわかったことがあるわ・・
 最初私は生徒に勉強だけを教えればいいと思っていた・・
 でもそれは大きな間違いなの 教師は生徒の気持ちを考えてその気持ちに気づいてあげないといけないの・・」
フームは話し続ける・・
「私は子供の頃教師という仕事はとても華のある仕事だと思っていた・・
 でも現実は違ったわ 指導方法のクレーム、苦情の対応・・・辛かった時もあった・・」
「フーム・・」
僕は黙ってしまった 昔フームは教師になりたいと行って目を輝かせていた
そしてその夢がかなっていて僕としてはとてもうれしい・・
でもこんなに苦しくて、つらいフームを見るのは初めてだ・・・
「でもね・・教師をやっていてよかったと思えることもたくさんあるわ・・それは子供の笑顔よ・・」
「子供の笑顔・・」
「そう 子供はね・・本当に素直で私の授業を真剣に聞いてくれるの・・それが毎日の励みにになって
 辛い時も「よし頑張ろう!」って気持ちになるの・・だから私は教師を続けてこれれるかもしれないの・・」
フームは静かにそう言い終わると話すのをやめた・・
周りはフームの話に驚いているが僕はそんなに驚いてはいなかった・・
なぜならフームはこれぐらいの事でめげないと一番僕がわかっていると思ったからである・・
「よし 次は俺だな」
フームが話し終えてしばらくその話の余韻が残ってたが、ブンの声で
みんなはブンの方に向いた・・
「俺は憧れていた警察官になったんだ」
「そうか・・・だからボルン署長は引退してたのか・・
 こんな立派な警察官がいるならこの村は安全だな・・」
メタナイト卿の言葉にブンは敬礼した・・
「へへ ありがとう 俺もこの国が好きだからな・・
どうせなら一生この国を見れる職業に就きたいと思っていたんだ」
「お前らしいな・・ブン」

「僕たちはフーム達の召使いをしているんだ」
「私たちは年をあまりとらないからまだまだ働けるのよ」
ロロロとラララは元は一つの魔獣ローラだったが
魔獣キッタリハッタリに2人に分割されて2つの存在となってしまった
一度は元に戻るチャンスはあったがそれは幻となってしまった・・・
しかし本人達はそれほど気にしてないらしく今の状態を気に入っているらしい・・・

そんなこんなで10年ぶりにあったフーム達と話していると・・・
「何を話しているんだ ゾイ」
「さっきからうるさいで ゲスよ」
フーム達の部屋に入ってきたのはデデデとエスカルゴン
二人共結構老けているがまだまだ元気そうだ・・・
「やあ デデデ大王 エスカルゴン 僕だよ カービィだよ!」
カービィは2人に自分が帰ってきたことを知らせると・・・
「うわーーーーーー エ、エスカルゴンピンクのボールがしゃべってる ゾイ」
デデデは思わず後ろに転んでしまった・・
「陛下 忘れたんですか? カービィですよ カービィ まあ・・私も驚いた ゲスよ」
デデデは立ち上がって・・
「おお カービィだったか! 久し振り ゾイ」
「逆になんで忘れるんゲスかね・・・」
エスカルゴンは呆れ気味だ・・
そんなことはお構いなしにデデデはカービィに詰め寄って
カービィを持ち上げて顔に近づけてスリスリとしてきた・・
「おお これ ゾイ」
「デデデ・・相変わらずの馬鹿だな・・」
ブンがそう言ったが・・エスカルゴンも納得の様子だ・・
しかしカービィは昔と変わらないデデデを見れて嬉しそうだ・・・

「そうだ・・せっかくみんな揃ったんだから今日はカービィ達の再開祝いをしない?」
フームの提案に部屋にいる全員が納得したようだ・・
「じゃあ俺は村の人達にこの事を知らせてくるよ」
「僕達は食事の手伝いをしておくよ」
「僕とメームはこの祝いの手配をしておくよ」
「私と陛下はこの城の飾り付けと準備をしておくで ゲスよ」
「わしもか ゾイ?」
「当たり前で ゲスよ」
「みんなありがとう・・・」
「それじゃみんなそれぞれの準備に取り掛かってーー」

カービィ達の再開祝いが始まった・・・
それぞれの楽しい出し物や、この祝いのために作ってくれた
食事など、あっという間に時間は過ぎていった・・

そして祝いが終わったあとの夜・・
カービィ達はデデデ城に泊めてもらった・・
僕はフームの部屋に寝かせてもらった・・
そんな中フームは僕に話しかけてきた・・
「ねえ カービィ起きてる?」
「うん・・まだ起きてるよ」
「カービィ達がプププランドを離れた10年間・・いろいろな事があったわ・・」
「・・・・」
「亡くなった人、変わっていく村、そして成長していく人達・・」
「当たり前の事だけど毎日がとても新鮮で楽しかったわ・・」
「でも・・やっぱりカービィがいないとかなしかったわ・・」
「フーム・・」
「毎日・・思い出したわ・・カービィと過ごした日々、カービィが魔獣を倒す姿、カービィが食べ物をおいしく食べる姿・・」
黙って僕はフームの話しを聞き続けた・・・
「ごめんね・・こんな話しをしてしまって・・」
「ううん いいんだよ・・ 僕も毎日フーム達の事のことを思っていたから・・」
「カービィ ありがとう・・・」
フームの目からは光り輝く物が出ていたような気がするが
僕は気にしなかった・・
「そろそろ 寝ようか・・ おやすみカービィ」
「おやすみ フーム・・・」
こうして僕とフームは話しを終えて眠りについた・・

 


そして・・別れの時・・
僕とメタナイト卿・・とたくさんの人達が宇宙艇の周りに集まっていた
「短い間だったがありがとう・・」
「本当にいってしまうの・・?」
フームとブンが悲しそうに2人に質問する・・
「うん・・まだ宇宙には平和を脅かす魔獣がたくさんいるんだ・・
 それらを倒すのが僕達星の戦士としての役目だから・・」
「・・・わかったわ カービィ、メタナイト卿 またこのプププランドに遊びに来てね」
「うん もちろんだよ」
「カービィ そろそろいくぞ あまり長くいると別れが惜しくなってしまう・・」
「うん わかったよ・・ フーム・・教師の仕事は大変だと思うけど頑張ってね」
「カービィ・・・ありがとう・・」
「それから ブン 警察官としてこの村の平和を絶対守ってね」
「もちろんだ カービィ 」
ブンはカービィに向かって敬礼をした・・
「みんな 本当にありがとう・・」
そういうとカービィ達は宇宙艇に乗り込んだ・・
カービィはレバーを引き宇宙に向かって発進していった・・・

「行っちゃったな・・」
ブンは名残惜しそうに・・空を見上げている・・
「カービィ・・・ 十年後は誰からも尊敬される教師になって見せるわ 
 その時はもう一度・・この国に遊びに来てね・・・」


「メタナイト卿・・」
「なんだカービィ・・フーム達と別れてかなしいのか?」
宇宙艇を操作している中・・カービィはメタナイト卿に話しかけた・・
「みんなとは・・フーム達とはいつ会えるかな?・・ 」
「・・・わからない・・ もう会えないかもしれない・・」
メタナイト卿は冷静に言っているがどこかかなしみが伝わってくる・・
「でも・・」
メタナイト卿は言葉を続けた・・
「カービィ・・ 離れていても心は一つだ・・・」
「心は一つ・・」
メタナイト卿はこれ以上は何も言わなかった・・


心は一つ・・・
この言葉を考えながらカービィは次の
魔獣がいる所まで宇宙艇を操作していった・・

10年後ふたたび会うために・・

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これは昔pixivで書いたものです。いや……ひどいですねw。
現在はpixivでは活動していなくて、二次創作も執筆していないですが久しぶりに執筆したいですね。執筆していたポケモンの二次創作も完結していないので終わらせないと……w。
眠っていた作品なので皆さんに見てもらいたくてここに記事として投稿しました。

見てくださると嬉しいです。それでは!

追記
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